これは私のブログであり学術発表するためのものではありませんが、今日は少しそんな感じのアカデミックなブログとなっています。私ども中山接骨院スタッフは外傷ですと「肉離れ」の治療が一番多いので自ずと得意な分野として治療を行っておりますが、一般的に「肉離れ」は痛いものと思われがちですが、中には稀に「無痛性」の肉離れも存在します。
私たちは一応専門家です。一か月に10例以上の「肉離れ」を診ています。ですから、年間だと120以上の症例を診ている訳です。こうしてみると「こんなに診ているのか!」と私もびっくりしましたが、カルテを見てみるとやはりそうなっていましたので間違いはないようです。(私どもの院は確かに「肉離れ」は多いと言われています。他の院から転院してくる患者さんも少なくないです。)
こんな感じで毎日のように「肉離れ」を診る事となる私たち中山接骨院スタッフですが、現在も一人「無痛性」の「肉離れ」の患者さんを診ていますが、これが初めての「無痛性」の患者さんではないのも事実なんです。
現在この症状で通院されているのは高校で野球をやっているお子さんですが、バッティング練習中、膝を強く捻じってしまい膝の関節に痛みがあるとの事で膝の捻挫として処置していたのですが、膝の痛みが取れても「足に力が入らないんです。」と言われてしまいました。
経験上「力が入らない。」と言う事はどこかに「肉離れ」が存在している。と言う事になるのですが、これが最初全く分からなかったのです。3回施術して「まさかこんな所!」と言う所にそれはありました。見つけた時はほっとしましたね^^。心から安堵しました。これで治ります。
そういえばもう十数年前になるのですが、当時かなり有名な高校野球のピッチャーが来院され、「投げる事は出来るんだけど、力が入らず球威が出なくなってしまいました。」と言うお子さんが来院されたことがあり、何回か診せて貰っているうちに「上腕三頭筋」に「L字」型の大きな肉離れを見つけた事を思い出しました。前出のお子さんにも、このお子さんにも「痛くなかったの?」と問うと「痛みは感じませんでした。」との回答なので、そうなのでしょう。この二人は高校野球ですが、他にも数人こんなことがあったのを覚えています。
もし、何かアクションを起こしてから腕や足に力が入らなくなったとしたらそれは基本的に「肉離れ」であると思われます。しかもそれは非常に難しい症例の一つですので信用出来る先生に診て貰ってください。