立葵の花

 近頃 立葵(たちあおい)を見なくなりました。私が子供の頃は少しばかりの空き地があると2m程度に成長し立派な株が多数重なり立派な花を多数咲かせる初夏には欠かせない花と言った感じがあり、何とも言えない貫禄のあるものでした。

 最近見なくなったこの立葵ですが私の自宅の近くに咲いている場所があり、昨日気が付いて見てみると立派な体躯に大きな花が咲いていました。今年は何時もの年より生育が悪いようですが、それでも多くの花を抱えています。後6~7個の蕾が開けばてっぺんまで行くようでしたが、実はこの花 初夏の花と申しましたが、紫陽花同様 梅雨の時期を咲き続けまして穂先(てっぺん)の蕾が開花すれば梅雨は明けると少なくとも私の祖母は申しておりました。

 そしてその蕾が後六つですから、予定通りですと来週あたりには梅雨は明ける事になります。未だ梅雨入りも発表されていないこの辺ですが、立葵の教えが正しいとすれば、梅雨入り前に梅雨明けと言った珍事が起こること請け合いですね。